1977年に日本で放送されたロボットアニメ『超電磁マシーン ボルテスV』。その実写リメイク版として、フィリピンで制作された『ボルテスV レガシー』がついに日本でも公開されました。フィリピンでは国民的作品として愛されており、その人気は社会現象にもなっています。
本記事では、映画を鑑賞した人々の感想や評価をまとめ、作品の魅力や課題を探っていきます。
ボルテスV レガシー は Prime Video で配信中!!

いつでもどこでも手軽に見れるにゃ!
ボルテスV レガシー みんなの感想評価レビュー
評価・感想レビュー元サイト:映画.com
評判が良い点
圧倒的な原作リスペクト
フィリピンで制作された『ボルテスV レガシー』は、原作アニメへの敬意を強く感じられる作品として、多くのファンから絶賛されています。キャラクターの衣装やメイク、さらにはメカデザインに至るまで、原作の雰囲気を忠実に再現。特にボルテスVの合体シーケンスや戦闘シーンは、アニメのカット割りを参考にしながらも、現代的な映像技術を活かして制作されており、オリジナルの魅力を損なうことなくリアルに再現されています。
また、主題歌も日本語のまま採用されており、往年のファンにとって懐かしさと感動を呼び起こす要素となっています。原作アニメを知る人はもちろん、初めて『ボルテスV』に触れる人にも、作品に込められた熱意とリスペクトを感じられる仕上がりになっています。
ボルテスVの合体シーンの再現度
ボルテスVといえば、個々のメカが合体し巨大ロボットになるシーンが最大の見どころの一つです。『ボルテスV レガシー』では、この合体シーンが細部にまでこだわって再現されており、ファンの期待を裏切らない仕上がりになっています。
映像技術の進化により、合体時のメカニズムがリアルに表現されており、アニメでは見られなかった関節の細かい動きや重量感のある演出が加わりました。特に、ボルトインのプロセスでは各機体が順番に接続されていく様子が精密に描かれており、視覚的な迫力が倍増しています。
また、合体シーンのBGMには、オリジナルアニメの主題歌が流れ、観客の興奮を最高潮に引き上げる演出が施されています。原作のカット割りや構図を忠実に再現しながらも、最新の映像技術を駆使して新たな魅力を加えた点が、多くのファンから高く評価されています。
主題歌が日本語で流れる演出
『ボルテスV レガシー』の大きな特徴の一つが、主題歌をオリジナルの日本語で流していることです。フィリピンで制作された作品でありながら、オープニング曲が日本語で歌われることで、原作ファンにとって特別な感動を呼び起こしています。
特に、合体シーンではアニメと同じタイミングで主題歌が流れるため、視覚と聴覚の両方から原作の雰囲気を再現。フィリピン人歌手による歌唱でありながら、日本語の発音も非常に流暢で、違和感なく楽しめる仕上がりとなっています。この演出により、長年のファンも初めて触れる人も、ボルテスVの世界観に没入しやすくなっています。
また、エンディングではファンの間で親しまれてきたメロディが流れ、作品への愛とリスペクトをより一層感じさせるものになっています。このような細部へのこだわりが、熱狂的な支持を集める要因の一つとなっています。
戦闘シーンの迫力と重量感
『ボルテスV レガシー』の戦闘シーンは、迫力と重量感が強調されており、観る者を圧倒する仕上がりになっています。巨大ロボット同士の戦いでは、単なるアニメの再現にとどまらず、現代の映像技術を活かしてリアリティが追求されています。
特に、ボルテスVの動きには重量感があり、一歩踏み出すごとに地面が震えるような演出がなされています。パンチやキックといったアクションも重厚で、敵に与える衝撃が伝わってくるような映像表現が施されています。関節の駆動音や金属同士が擦れ合う音など、細かなサウンドデザインもリアルさを際立たせる要因となっています。
また、敵ロボットである獣士との戦闘では、ダイナミックなカメラワークが採用され、戦いの緊張感をより高めています。必殺技「天空剣Vの字斬り」は特に印象的で、剣を振り下ろす際の動きや敵を切り裂くエフェクトが視覚的に強烈なインパクトを残します。
ただし、一部のシーンでは動きがスローモーションに感じられる場面もあり、テンポの遅さを指摘する声もあります。それでも、アニメの演出を踏襲しながらも、より実写的な表現に落とし込んだ戦闘シーンは、多くのロボットアニメファンにとって満足度の高いものとなっています。
評判が良くない点
ストーリー展開の冗長さ
物語の進行がゆったりしている点に対して、冗長に感じるという意見が見受けられます。特に中盤以降、ドラマパートが長く、アクションシーンまでのテンポが悪いと指摘する声が多いです。
例えば、キャラクター同士の会話が長引く場面や、感情を強調する演出が何度も繰り返されるため、ストーリーが間延びしていると感じる観客もいました。特に、母親の特攻シーンでは、感情的なやりとりが続きすぎてしまい、展開のスピード感が失われているという声もあります。
また、ボルテスVの合体シーンが盛り上がる一方で、敵側の作戦や戦闘シーンの構成が単調に感じられる部分もあり、戦闘の緊迫感が薄れてしまう場面も指摘されています。全体的にアニメ版のストーリーを忠実に再現するあまり、現代の映画としては冗長に感じる箇所が多いとする意見がありました。
一部の演出が古臭く感じる
視覚的な演出や脚本のテンポに関して、時代遅れに感じるという意見も挙がっています。特に、キャラクターの決めポーズやセリフ回しが、昭和時代のアニメをそのまま実写化したような印象を与え、現代の映画としては違和感があると指摘する声があります。
また、戦闘中のコクピット映像が頻繁に切り替わる演出や、登場人物が技名を大声で叫ぶシーンは、アニメ版の雰囲気を忠実に再現しているものの、近年のリアリティを重視した特撮作品と比べると、やや古風に映るという評価もあります。
さらに、敵であるボアザン帝国側の衣装やセットデザインに関しても、レトロな雰囲気が強く、一部の観客にはチープに感じられたようです。特に、ザンドラや皇帝ザンジボルの衣装が派手な装飾を施されている一方で、素材感が安っぽく見えてしまう点を指摘する意見もありました。
このように、原作へのリスペクトが強いあまり、演出の一部が現代の映像作品としてはやや時代遅れに見えてしまう部分があるようです。
ボルテスV レガシーはこんな人におすすめ
原作アニメのファン
往年の『ボルテスV』のファンにとって、本作は懐かしさと感動を呼び起こす作品です。キャラクターデザインやメカの造形はアニメ版を忠実に再現し、合体シーンや戦闘の演出にも原作へのリスペクトが込められています。主題歌が日本語で流れる点も、当時の視聴者にはたまらない要素となっています。アニメの持つ熱量をそのまま実写化したため、昔の感動を再び味わいたい人にぴったりです。
実写ロボット作品が好きな人
特撮や実写のロボット作品を好む人にとって、『ボルテスV レガシー』は見逃せない作品です。CG技術を駆使したメカのリアルな質感や、特撮作品ならではの迫力あるアクションが魅力となっています。特に、ボルテスVの合体シーンや戦闘シーンでは、アニメの再現度を高めつつ、現実世界に存在するかのような重量感のある映像表現が採用されており、実写ならではの魅力が詰まっています。
また、近年の『パシフィック・リム』や『トランスフォーマー』シリーズのようなハリウッド映画とは異なる、アニメの雰囲気を尊重した特撮演出も見どころの一つです。実写ロボット作品が好きな人にとって、アニメと特撮の融合を楽しめる作品になっています。
海外の日本アニメ人気に興味がある人
『ボルテスV レガシー』は、日本のアニメが海外でどのように受け入れられているのかを知りたい人にとって興味深い作品です。特にフィリピンでは、日本のロボットアニメが長年にわたって親しまれ、多くのファンを獲得してきました。その中でも『ボルテスV』は特別な存在であり、1978年の初放送以来、複数回にわたって再放送されるなど、世代を超えて愛され続けています。
フィリピン国内では、この作品が社会的な影響を与えるほどの人気を誇り、国民的アニメとして位置づけられています。そのため、本作の実写化は単なるリメイクではなく、フィリピンの文化や歴史に根ざした作品として制作されました。日本のアニメが単なる娯楽を超え、異国の文化に深く溶け込んでいることを実感できる点が特徴です。
また、フィリピン国内での『ボルテスV レガシー』の熱狂的な人気は、海外における日本アニメの影響力を再認識する機会にもなります。日本国内では知名度が高くないアニメでも、海外では大きなムーブメントを生み出すケースがあるため、そうした現象に関心がある人にはぜひチェックしてほしい作品です。
ボルテスV レガシー は Prime Video で配信中!!

いつでもどこでも手軽に見れるにゃ!
ボルテスV レガシー 作品情報
解説・あらすじ
1970年代に日本で放送された長浜忠夫監督による名作ロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV(ファイブ)」を、約半世紀の時を経てフィリピンで実写映画化。
ボアザン星のプリンス・ザルドス率いる軍隊が地球を襲撃。通常の兵器ではまったく歯が立たないなか、スティーブ、ビッグ・バート、リトル・ジョンのアームストロング3兄弟とマーク・ゴードン、ジェイミー・ロビンソンの5人は、秘密裏に製造されていた5機のマシンに乗り込んで出撃する。敵は勝利を確実にするため、より強大な獣型ロボット「ビースト・ファイター」を繰り出す。5人はそれに対抗するべく「レッツ・ボルトイン!」のかけ声とともにマシンを合体させ、巨大な人型ロボット「ボルテスV」となって立ち向かう。
フィリピンではオリジナル版のテレビアニメが熱狂的な支持を集め続けており、2023年に実写版テレビシリーズ全90話と本作が製作された。オリジナル版の熱心なファンだというマーク・A・レイエス監督がメガホンをとり、日本の劇場公開版にはフィリピン版にはなかったシーンの追加を含む再編集およびリマスター作業を施した。2024年製作/97分/G/フィリピン
原題または英題:Voltes V: Legacy
配給:東映
劇場公開日:2024年10月18日
みどころ
『ボルテスV レガシー』の最大の見どころは、原作アニメの魅力を活かしながらも、最新の映像技術を駆使して再構築されたビジュアルとアクションです。ボルテスVの合体シーンは、原作のカット割りを忠実に再現しつつ、CGによるリアルな質感とメカニズムの細かい動きを追加することで、より迫力ある演出となっています。
戦闘シーンにおいては、巨大ロボットならではの重量感を強調したアクションが展開されます。特に、天空剣Vの字斬りの演出では、剣の軌道や敵を切り裂くエフェクトにこだわり、視覚的なインパクトを高めています。また、スローモーションを活用した演出や、ダイナミックなカメラワークによって、戦闘の臨場感を最大限に引き出しています。
さらに、登場キャラクターのドラマ部分も充実しており、仲間たちの成長や家族の絆を描いたシーンが多くの視聴者の共感を呼んでいます。特に、主人公スティーブとその父親との関係や、ボアザン帝国との対立が物語の軸となっており、単なるロボットアクションだけでなく、感情的な深みを持った作品に仕上がっています。
また、音楽の面でもこだわりが見られ、オリジナルの主題歌が日本語のまま使用されている点は、往年のファンにとって嬉しいポイントです。合体シーンやクライマックスでは、この楽曲が流れることで、作品の熱量を一層高める効果を生んでいます。
『ボルテスV レガシー』は、原作へのリスペクトを保ちつつ、映像技術と演出の進化を融合させた作品として、多くのロボットアニメファンにとって見応えのある仕上がりとなっています。
まとめ
『ボルテスV レガシー』は、原作アニメの持つ魅力を現代の映像技術で蘇らせた作品です。原作ファンにとっては懐かしさを味わえると同時に、新しい世代にも楽しめる作りになっています。
良い点としては、原作リスペクトの強さや、CGを駆使した迫力ある戦闘シーン、そして日本語の主題歌がそのまま使われている点が挙げられます。一方で、ストーリーのテンポがやや遅く感じられる点や、一部の演出が古臭く見えてしまう部分もあるため、人によって評価が分かれる可能性があります。
それでも、アニメと特撮の融合という点では非常にユニークな作品であり、ロボットアニメや特撮ファンにとっては見逃せない一本です。フィリピンでの熱狂的な人気を考えると、日本のファンも一度はチェックしておきたい作品といえるでしょう。
ボルテスV レガシー は Prime Video で配信中!!

いつでもどこでも手軽に見れるにゃ!






コメント