【映画】教皇選挙 の魅力|あらすじや見どころをネタバレなしで紹介

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権力の中枢で行われる最も閉ざされた選挙──ローマ教皇を決める「コンクラーベ」の舞台裏を描いた映画『教皇選挙』。聖職者たちの静かな闘争と、極限の心理戦が張り詰めた空気の中で展開されます。荘厳な美術と緻密な演出に満ちた本作は、宗教や政治の枠を超えて、人間そのものを映し出す濃密なドラマでした。

<教皇選挙 予告編>

 

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『教皇選挙』の見どころ

見どころポイント1:密室劇としての緊張感と心理戦

駆け引きに満ちた選挙の舞台「コンクラーベ」

映画『教皇選挙』の舞台は、ローマ教皇を選ぶための選挙「コンクラーベ」。世界中から集められた枢機卿たちが、外界から完全に遮断されたシスティーナ礼拝堂で、次期教皇を決めるという異例の環境に閉じ込められます。

この設定が生み出すのは、まさに“密室劇”ならではの緊張感。情報の流通が絶たれた中で、それぞれの思惑が交差し、水面下では説得・懐柔・裏切りが静かに進行していく。選挙制度そのものに「決選投票がない」というルールがあるため、心理戦がどこまでも泥沼化するのが特徴です。

観ている側としては、「誰が味方で誰が敵か」「本当に信じられる人物はいるのか」と常に試されている感覚になります。現実の政治ドラマ以上に、緻密で鋭利な駆け引きの応酬に、終始息が詰まりました。

会話と演出が生む張り詰めた空気

この映画で特に印象に残ったのが、登場人物たちの会話が持つ緊張感です。表面的には礼節を保ったやり取りが続くものの、その裏には権力闘争、疑念、そして恐れが渦巻いています。声を荒らげることなく、静かにじわじわと圧をかけ合う台詞の応酬に、観ているこちらまで息を飲むような瞬間が何度もありました。

演出もまた、そうした空気を際立たせています。例えば、静寂の中に響く足音や扉が閉まる音、部屋の空気をかき乱す風のような音響設計が、場面の緊張を見事に補強していました。また、人物の表情を絶妙なタイミングで切り取るカメラワークも秀逸。ローレンス枢機卿の曖昧な表情ひとつとっても、「本音なのか演技なのか」を観客に考えさせるような絶妙な間合いがありました。

声を荒らげずに緊迫感を保ち続ける、その抑制の効いた語り口と演出が、本作のリアルさと深みを支えていたと感じます。

聖と俗が交錯する、リアルな人間模様

教皇を選出するという、神聖な目的を掲げた場で繰り広げられるのは、驚くほど俗的な人間模様でした。候補者たちは一見、敬虔で高潔に見えますが、その裏では権力争いが静かに、しかし確実に進行しています。ある者は過去のスキャンダルを抱え、ある者は自らの野心を隠しきれずに周囲に揺さぶりをかける。まるで政治ドラマさながらの駆け引きが、聖職者たちの間で展開されていくのです。

その中で浮かび上がるのは、人間の弱さと欲望、そして信仰との葛藤。ローレンス枢機卿が見せる一瞬の動揺や、テデスコの保守的で戦闘的な態度、ベニテスの静かな覚悟など、どの人物にも「神に仕える者」としての理想と「一人の人間」としての現実の間で揺れ動く表情がありました。

さらに興味深いのは、シスター・アグネスの存在です。彼女はほとんど発言しませんが、その静かな佇まいと時折見せる視線の強さが、聖職者たちを凌駕するほどの存在感を放ちます。男性社会の象徴であるコンクラーベの中で、彼女の役割がいかに大きいかは、物語が進むごとに明らかになっていきました。

信仰と権力、理想と現実。その狭間で揺れる人間たちの姿こそが、この映画の最大の魅力のひとつだと感じました。

見どころポイント2:視覚と音響で描かれる荘厳な世界観

赤・白・黒が織りなす映像美

まず目を奪われたのが、枢機卿たちの赤い法衣が織りなす厳粛な美しさでした。礼拝堂や廊下にずらりと並ぶ赤の列。その中に白や黒の衣装が混ざり、画面がまるで宗教画のような色彩バランスを見せてくれます。

とりわけ印象的だったのが、システィーナ礼拝堂での投票シーン。赤い法衣をまとった枢機卿たちが、白い投票用紙を持ち、重厚な黒の背景の中で儀式を進めていく様子は、静かでありながらも壮大で、まるで時間が止まっているような感覚に包まれました。

また、雨の中での白い傘のシーンや、枢機卿たちが薄暗い回廊を歩く場面など、色と構図の妙に何度も息を呑みました。まさに「静けさの中の緊張」が絵画的に表現されていて、スクリーンを通じてバチカンという場所の神聖さと重厚感が全身に伝わってくるようでした。

音が語るストーリー:鍵の音から爆発音まで

この映画の中で、音の演出がストーリーの一部として強く機能していると感じました。印象的だったのは、シーンごとに明確な意図を持った“生活音”の使い方。例えば、鍵をかける「カチャ」という音は、外界との遮断、閉ざされたコンクラーベの緊張感を象徴しています。

また、枢機卿たちが歩く際の靴音や、ドアがゆっくり閉まる音など、静寂の中に響く小さな音のひとつひとつが場の空気を引き締めていました。特に緊迫感を最大限に高めたのは、突如として鳴り響く爆発音。これは単なる驚きの演出ではなく、登場人物たちの内面の動揺や、神に試されているかのような感覚を体現しているようにも思えます。

音が“語る”というのはまさにこのことで、静寂と騒音のコントラストが、登場人物たちの心理や場面の意味を一層深めてくれました。派手な音楽に頼るのではなく、環境音そのものが物語を支えている点に、監督の繊細な演出意図が見えてきます。

宗教施設を再現したセットと光の演出

システィーナ礼拝堂をはじめ、バチカン内部の建造物や空間が、まるで実物のようなリアリティで再現されていたのには正直驚きました。撮影は当然バチカンで行われていないはずですが、セットの完成度が高すぎて、観ている途中で「これ本物じゃないの!?」と錯覚したほどです。

特に天井画の荘厳さや、大理石の床の質感、古めかしくも格調高い調度品の配置など、細部にまで神経が行き届いています。まさに“宗教空間の圧”のようなものを体感できる、美術セットの力に唸らされました。

加えて、光の使い方も非常に印象的です。自然光のように柔らかく差し込む陽光や、投票の最中に差し込む一筋の光が、まるで神の意志を象徴しているように見える場面もありました。あるいは、投票を終えて窓を開けたときに吹き込む風と光が、閉ざされていた空間を解放するような象徴的な演出として活かされています。

“セットで撮った宗教映画”ということを忘れさせるほど、映像としての完成度が高く、まさに目と心に残る舞台美術でした。

 

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『教皇選挙』はこんな人におすすめ

宗教や政治の裏側に興味がある人

この作品は、宗教という“聖なる世界”が決して清廉潔白ではいられない現実を、生々しく描き出しています。信仰と権力の狭間で揺れる人間たちの姿には、現代の政治ドラマにも通じるリアルな駆け引きがあります。

教皇選挙という閉ざされた空間での多数派工作や、スキャンダルの暴露、密かな情報操作など、「こんなことが聖職者たちの間で本当に行われているのか?」と思わず驚かされるシーンの連続でした。

しかも、舞台は外界と隔絶されたシスティーナ礼拝堂。外部との通信が遮断される中で進行する選挙の過程は、秘密主義や情報統制といった現代社会の問題にもつながって感じられました。

宗教的な知識がなくても、そこにあるのは“組織の中の人間の葛藤”であり、“理想と現実のぶつかり合い”。表では神の名を語りながら、裏では人間らしい欲や疑心に溺れていく姿は、どこか現実社会の権力構造にも重なります。

宗教もまた一つの「社会」であることを再認識させられる──そんな視点で観ると、この映画は一層深く刺さるはずです。

ミステリーや心理ドラマが好きな人

人間の心理を丁寧に描くドラマや、どこか謎めいたストーリーに惹かれる人なら、この映画はきっと楽しめるはずです。物語の大部分がシスティーナ礼拝堂という限られた空間で展開され、登場人物の行動や言葉、微妙な表情の変化がそのまま“伏線”になっているようなつくりは、まさに心理サスペンスのよう。

誰がどの派閥に属しているのか、本当の意図はどこにあるのか──静かな会話の中に疑念が立ちのぼり、それがじわじわと緊張を高めていく。観客としても「この人は信じていいのか?」と、何度も頭の中で推理することになります。

さらには、劇中で何が“真実”で何が“操作”された情報なのか、あえて曖昧に見せる演出もあり、観終わった後も「自分が見ていたものは何だったのか」と考え込んでしまう余韻があります。

謎解きの要素と、登場人物の心理の機微が巧みに絡み合ったストーリーなので、いわゆる“地味だけど目が離せない”タイプの作品が好きな方には、かなり刺さる内容だと思います。

 

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『教皇選挙』作品情報

公式解説・あらすじ

第95回アカデミー賞で国際長編映画賞ほか4部門を受賞した「西部戦線異状なし」のエドワード・ベルガー監督が、ローマ教皇選挙の舞台裏と内幕に迫ったミステリー。

全世界14億人以上の信徒を誇るキリスト教最大の教派・カトリック教会。その最高指導者で、バチカン市国の元首であるローマ教皇が亡くなった。新教皇を決める教皇選挙「コンクラーベ」に世界中から100人を超える候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の閉ざされた扉の向こうで極秘の投票がスタートする。票が割れる中、水面下でさまざまな陰謀、差別、スキャンダルがうごめいていく。選挙を執り仕切ることとなったローレンス枢機卿は、バチカンを震撼させるある秘密を知ることとなる。

ローレンス枢機卿を「シンドラーのリスト」「イングリッシュ・ペイシェント」の名優レイフ・ファインズが演じるほか、「プラダを着た悪魔」のスタンリー・トゥッチ、「スキャンダル」のジョン・リスゴー、「ブルーベルベット」のイザベラ・ロッセリーニらが脇を固める。第97回アカデミー賞で作品、主演男優、助演女優、脚色など計8部門でノミネートされ、脚色賞を受賞した。

2024年製作/120分/G/アメリカ・イギリス合作
原題または英題:Conclave
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2025年3月20日

 

まとめ

『教皇選挙』は、単なる宗教映画や歴史ドラマではなく、極限状態に置かれた人間の本質を浮き彫りにするサスペンスとしても楽しめる作品でした。外界と完全に遮断された密室の中で進行する教皇選挙。その場に集められた枢機卿たちの間には、信仰と権力、理想と現実がせめぎ合い、静かに火花が散っていきます。

政治劇としての緻密さ、心理ドラマとしての深み、そして美術・音響の完成度──どこをとっても高いクオリティで、観る者の集中力と思考を要求してくる作品でした。派手な展開やわかりやすい勧善懲悪ではなく、「人間とは何か」「信仰とは何を支えるのか」といった本質的な問いを投げかけてくるような力を持っています。

ミステリーや心理サスペンスが好きな方はもちろん、社会構造や宗教の裏側に関心のある方にとっても、観終わったあと深く考えさせられる1本になるはずです。静かだけれど、確かな衝撃を残す──そんな作品でした。

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