【映画】まる 感想評価レビューまとめ ※ネタバレあり

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『まる』は、現代アートの世界を舞台に、思いがけず有名になった一人のアーティストの苦悩や葛藤を描いた作品です。本作は、偶然描いた円(まる)が独り歩きし、アートとして評価される過程を通じて、「芸術とは何か」「創作の価値とは何か」といった深いテーマを問いかけます。

主人公・沢田は、美術家のアシスタントとして働いていましたが、不慮の事故で右手を骨折し、仕事を失います。その後、無心で描いた円の絵が偶然にも世間で評価され、彼の名前が一人歩きするようになります。しかし、彼自身はその評価に戸惑いながらも、流れに身を任せるしかない状況に。芸術家としてのアイデンティティや、成功とは何なのかを考えさせられるストーリーとなっています。

また、本作では個性的な登場人物が多く登場し、主人公の心情を映し出すようにそれぞれの役割を果たしています。コンビニ店員のモー、売れない漫画家の横山、画家の同僚である矢島など、多彩なキャラクターたちとのやり取りが、物語をより奥深いものにしています。

この映画は、静かでじっくりと味わうタイプの作品であり、派手な展開や劇的な感情の起伏よりも、淡々と進む中で描かれる人間模様や哲学的な問いかけが魅力となっています。皆さんの感想評価レビューをまとめました。

 

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『まる』みんなの感想・評価・レビュー

評価・感想レビュー元サイト:映画.com

評判が良い点

芸術とアイデンティティをテーマにした深いストーリー

『まる』は、単なる芸術映画ではなく、創作の意味やアイデンティティの揺らぎを描いた作品です。主人公・沢田は美術家のアシスタントとして生計を立てていましたが、偶然描いた円の絵が評価されることで、本人の意思とは無関係にアーティストとしての道を歩むことになります。

アートがどこまで個人の意図を超えて価値を持つのか、また、世間に評価されることで創作の自由が失われるのか、といった問いが随所に織り込まれています。劇中では「法隆寺を作ったのは誰?」という問いかけを通じて、芸術の真の創作者とは誰なのかを考えさせる場面もあり、観る者に根本的な疑問を投げかけます。

さらに、沢田自身が次第に創作の意味を見失い、求められる作品を描こうとするほど評価が下がっていく様子が描かれ、芸術における無欲と商業的成功の関係性にも切り込んでいます。こうしたテーマ性が、多くの観客に深い印象を与えています。

個性的で魅力的なキャラクター

『まる』には、印象的なキャラクターが多数登場し、それぞれが物語に深みを与えています。

主人公の沢田(堂本剛)は、無欲に描いた円の絵が評価されることで、アートの世界で知られる存在になります。飄々とした性格ながらも、周囲の期待に困惑し、自身の創作の意味を見失っていく姿がリアルに描かれています。

沢田の隣人である横山(綾野剛)は、売れない漫画家でありながら、自分の才能を信じ続けている人物です。沢田の成功に嫉妬しつつも、彼なりの誠実さが垣間見える場面もあり、観客の共感を誘います。彼が「俺が沢田だ!」と主張するシーンは、印象的な場面の一つです。

矢島(吉岡里帆)は、沢田の元同僚で、現代美術の搾取構造に憤りを感じているキャラクターです。強い意志を持ち、沢田に対してもはっきりと意見を述べる場面が多く、物語の中で重要な役割を担っています。

コンビニ店員のモー(森崎ウィン)は、異国から日本にやってきた労働者として、厳しい環境の中でも明るく振る舞う人物です。彼の「前向きじゃないと、やってられないでしょ」という言葉は、多くの観客の心に響くメッセージとなっています。

また、沢田が持ち込んだ絵を最初に評価した古道具屋の店主(片桐はいり)や、彼を利用しようとする画商(小林聡美)など、脇役陣も個性的で、物語のテーマである「芸術の価値とは何か」をより深く考えさせる要素となっています。

それぞれのキャラクターが、沢田の変化や葛藤を映し出す鏡のような存在となっており、作品全体に奥行きを与えています。

堂本剛の自然体な演技と泣きの演技

堂本剛の演技は、彼の持つ独特な雰囲気と相まって、沢田というキャラクターに深みを与えています。飄々としながらもどこか影のある主人公を自然体で演じ、その存在感が際立っています。

特に、劇中での感情の表現には注目が集まっています。沢田は、周囲から「芸術家」として期待されるものの、本人はその評価に戸惑い、苦悩を抱えています。その葛藤が最も強く表れるのが、隣人の横山との会話シーン。沢田が「僕は二割の凡人でもいいから、絵を描き続けたい」と涙を流しながら語る場面は、多くの観客の心を打ちました。

また、映画全体を通して、彼の抑えた演技が逆に強い印象を与えています。些細な表情や視線の動き、台詞の間の取り方など、派手さはないものの、リアルな人間の機微を巧みに表現。観る人にじわじわと感情が伝わるような演技が光ります。

堂本剛は、これまでも数々の作品で繊細な演技を披露してきましたが、『まる』では彼の持つ独特の空気感が主人公の心情と見事にマッチしており、その演技力を改めて証明する作品となっています。

ミャンマー人店員モーの前向きな姿勢

モー(森崎ウィン)は、日本で働くミャンマー出身のコンビニ店員であり、作品の中で非常に重要なキャラクターの一人です。彼は、異国の地で働きながらも常に明るく前向きな姿勢を崩しません。その姿勢は、主人公の沢田にも影響を与え、物語の中で大きな意味を持つ存在となっています。

劇中では、モーがコンビニの客から片言の日本語をからかわれる場面があります。しかし、彼は笑顔を崩さず、冷静に受け流すことで自分のプライドを守ります。沢田がその姿を見て、後に「前向きじゃないと、やってられないでしょ?」という彼の言葉の意味を噛みしめるシーンは印象的です。

また、終盤では沢田に対して「サインをしてほしい」と頼む場面があります。多くの人が彼の“まる”に熱狂する中、モーは単なる流行ではなく、沢田の本質的な価値を信じているように描かれています。このシーンを通じて、モーが作品の中で純粋な視点を持つキャラクターであることが際立ちます。

彼の存在は、現代社会の格差や外国人労働者の厳しい現実を映しつつも、希望や人間の強さを象徴しているといえるでしょう。

評判が良くない点

物語の展開が間延びしていると感じる部分がある

『まる』は、静かで哲学的なテーマを持つ作品ですが、その分テンポがゆったりしており、展開が遅く感じられる場面があるという声もあります。

特に序盤の沢田の生活の描写は、細かく丁寧に描かれるものの、なかなか物語が動き出さないため、退屈に感じる人もいるかもしれません。また、沢田が“まる”を描いてから徐々に評価されるまでの過程も、じっくりと描かれているため、スピード感を求める観客にはもどかしく映ることもあるでしょう。

さらに、中盤のバズりの描写がやや淡々としており、沢田が時の人となる流れが劇的ではなく、意図的に抑えられているため、盛り上がりに欠けると感じる観客もいました。映画全体を通じて、沢田の内面の変化や周囲の影響が徐々に描かれるスタイルのため、テンポの良い展開を求める人には合わない部分もあるようです。

このように、ゆったりとした描写や余白の多さが特徴的な作品ですが、好みによっては「間延びしている」と捉えられることもあるでしょう。

ストーリーの結末が分かりづらく、賛否が分かれる

『まる』のラストシーンは、観る人によって解釈が異なる点が特徴的です。沢田が自身の絵に拳で穴を開けるシーンは、創作の自由を取り戻す決意とも、芸術の価値に対する皮肉とも受け取れます。その行為が新たな「アート」として評価されることに対し、皮肉が効いていると感じる人もいれば、結局は消費される側に回ってしまったとも取れるでしょう。

また、映画の終盤では沢田が自転車で事故に遭う場面が描かれています。物語の冒頭とリンクするこのシーンは、円環する運命を示唆しているとも考えられますが、具体的な結論を明示していないため、観客に解釈を委ねる形となっています。

このような曖昧な結末に対して、「深みがある」と評価する声もあれば、「消化不良で終わった」と感じる声もあり、賛否が分かれています。考察しながら観るのが好きな人には響くかもしれませんが、明確な答えを求める人には物足りないと感じるかもしれません。

 

『まる』はこんな人におすすめ

現代アートや芸術のテーマが好きな人

『まる』は、現代アートや芸術の本質に関心がある人にとって興味深い作品です。偶然描かれた円が芸術として評価され、主人公・沢田が戸惑いながらもその流れに乗っていく様子が描かれています。

作品内では、「アートとは何か?」「芸術家の独創性とは?」というテーマが繰り返し問いかけられます。例えば、沢田の元同僚である矢島が、美術家のアシスタントとして搾取されることに憤るシーンや、沢田が「法隆寺を作ったのは誰?」と問いかける場面は、芸術の価値や創作者の定義を考えさせるものとなっています。

また、円相(えんそう)という仏教的な要素も含まれており、芸術の持つスピリチュアルな側面に触れることができます。こうした哲学的な問いや、現代アートにおける評価の不確かさに興味がある人には、特に響く内容となっています。

美術の世界に関心がある人、またはアートの価値について深く考えたい人におすすめの作品です。

静かでじっくり考えさせられる映画が好きな人

『まる』は、派手なアクションやテンポの良いストーリー展開を求める人には向かないかもしれませんが、静かに物語が進み、じっくりと考えさせられる映画が好きな人にはおすすめです。

映画全体が淡々と進む中で、芸術の価値や創作の意義について深く掘り下げられており、観客自身が解釈を考える余地が大きいのが特徴です。主人公・沢田が“まる”の評価に翻弄されながらも、自分自身の在り方を模索する過程は、人生の選択や自己表現に悩む人にとって共感しやすいポイントとなっています。

また、作中で描かれる人々の価値観の違いや、社会の搾取構造への示唆など、多くのテーマが織り込まれており、観る人によって受け取るメッセージが異なるのも魅力の一つです。映画を通して、自分自身の価値観や生き方についてじっくりと向き合いたい人にとっては、心に残る作品となるでしょう。

萩上直子監督の作品をこれまで観てきた人

『かもめ食堂』や『めがね』、『川っぺりムコリッタ』など、萩上直子監督の作品を観てきた人には、『まる』もおすすめです。

萩上監督の作品には、淡々とした日常の中にじわじわと広がるユーモアや哲学的な問いかけが散りばめられており、本作もその特徴を受け継いでいます。特に、静かで抑えた演出や、人間関係の機微を繊細に描く手法は、これまでの作品と共通しています。

また、独特の空気感や個性的なキャラクターのやり取りを楽しめる点も、萩上作品らしさを感じられるポイントです。現代社会に対する皮肉や、淡々とした生活の中に潜む哲学的なテーマを好む人には、本作も刺さる内容となっているでしょう。

過去作を通じて萩上監督の作風を楽しんできた人なら、『まる』の雰囲気や世界観にも親しみを感じるはずです。

 

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『まる』作品情報

解説・あらすじ

「かもめ食堂」「彼らが本気で編むときは、」の荻上直子が監督・脚本を手がけ、堂本剛が27年ぶりに映画単独主演を務めた奇想天外なドラマ。

美大を卒業したもののアートで成功できず、人気現代美術家のアシスタントとして働く沢田。独立する気力さえも失い、言われたことを淡々とこなすだけの日々を過ごしていた。そんなある日、彼は通勤途中の雨の坂道で自転車事故に遭い、右腕にケガをしたために職を失ってしまう。部屋に帰ると、床には1匹の蟻がいた。その蟻に導かれるように描いた○(まる)が知らぬ間にSNSで拡散され、彼は正体不明のアーティスト「さわだ」として一躍有名人に。社会現象を巻き起こして誰もが知る存在となる「さわだ」だったが、徐々に○にとらわれ始め……。

沢田の隣人で売れない漫画家の横山を綾野剛、沢田と同じく美術家のアシスタントとして働く矢島を吉岡里帆、コンビニ店員・モーを森崎ウィン、ギャラリーオーナーの若草萌子を小林聡美が演じる。堂本が「.ENDRECHERI./堂本剛」として音楽を担当。

2024年製作/117分/G/日本
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2024年10月18日

みどころ

『まる』の最大の見どころは、芸術とは何かという哲学的な問いかけと、主人公の沢田が無意識に描いた“まる”が社会現象になるまでの過程です。

映画の冒頭、沢田が右手を骨折し、仕事を失うところから物語が始まります。彼が何気なく描いた“まる”が高く評価されていく過程は、現代のSNSやバズり文化とリンクしており、誰もが一夜にして有名になる可能性がある現代社会のリアルを映し出しています。沢田自身がそれを望んだわけではなく、社会の流れに乗せられていく様子が巧みに描かれています。

また、登場人物の個性も見どころの一つです。売れない漫画家の横山は、沢田の成功を素直に喜べず嫉妬心を抱きつつも、どこか憎めないキャラクターです。一方で、コンビニの店員モーは、常に前向きな言葉を投げかけ、沢田とは対照的な存在として描かれます。さらに、沢田の元同僚である矢島は、搾取されるアシスタントの立場から声を上げる人物であり、現代の労働問題やアート業界の現実を浮き彫りにします。

映像表現も魅力的で、特に沢田が“まる”を描くシーンは、無心で筆を走らせる瞬間が美しく、彼の内面が映し出される重要な場面となっています。さらに、劇中で流れる堂本剛の楽曲「街」は、物語のテーマとシンクロし、エンドロールまで含めて感情を揺さぶる要素になっています。

芸術の価値や創作の自由を考えさせられる本作は、単なるアート映画ではなく、社会の構造や個人の生き方を問う作品としても楽しめるでしょう。

 

まとめ

『まる』は、偶然描いた円が芸術作品として評価され、主人公・沢田が自身のアイデンティティや創作の価値に向き合う物語です。芸術の本質や、社会の評価のあり方を問いかける哲学的なテーマが散りばめられており、観る者に深い思考を促します。

本作の評価は分かれる部分もあります。芸術とアイデンティティの関係性を深く掘り下げたストーリーや、堂本剛をはじめとするキャスト陣の演技には高評価が寄せられました。一方で、展開のスローペースさや、ラストの曖昧さには賛否があり、好みが分かれる作品であることも事実です。

芸術や自己表現に興味がある人、静かにじっくりと考えながら映画を楽しみたい人、萩上直子監督の作風が好きな人には特におすすめの一本です。一方で、わかりやすいストーリー展開や明快な結末を求める人にはやや難解に感じるかもしれません。

『まる』は、観る人それぞれの価値観によって解釈が変わる映画です。芸術とは何か、成功とはどういうことか、そして「自分が本当にやりたいことは何か」という問いに向き合うきっかけとなるかもしれません。気になる方は、ぜひその世界観を体感してみてください。

 

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