『ウィキッド ふたりの魔女』は、世界的にヒットしたミュージカルを基に、魔女たちの知られざる過去を描いた壮大なファンタジー映画です。多様性や友情といったテーマを、音楽と映像で鮮やかに表現し、観る者の心を揺さぶります。本記事では、実際に鑑賞した人々の感想や評価をもとに、作品の魅力や気になるポイントを詳しくレビューしていきます。参考になれば、幸いです。
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『ウィキッド ふたりの魔女』 みんなの感想評価レビュー
評価・感想レビュー元サイト:映画.com
評判が良い点
圧倒的な歌唱力と音楽の力に感動
シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデ、二人の主演女優によるパフォーマンスが特に絶賛されています。エルファバを演じるシンシアは、繊細かつ力強い歌声で観客の心を掴み、彼女のソロ曲「Defying Gravity(重力に逆らって)」のクライマックスでは、多くのレビューで「映画館で観るだけの価値がある」とまで言われるほどのインパクトを与えました。
一方、グリンダ役のアリアナ・グランデは、舞台とは一味違うキュートでコミカルな魅力を前面に出しつつ、高音域を自在に操る安定感のある歌声で、彼女ならではのキャラクターを作り上げています。
また、劇中に登場する数々のミュージカルナンバーも、観る者を物語の世界に引き込む力を持っており、テンポの良い楽曲と感情を丁寧に乗せた演出が一体となって、多くの観客から「生の舞台を超える臨場感」と評価されています。
映像美・衣装・美術のクオリティが高い
多くのレビューで絶賛されているのが、圧倒的なビジュアルの完成度です。シズ大学やエメラルド・シティのセットは、まるでテーマパークに迷い込んだような没入感を与え、「まるでディズニーランドのアトラクションのようだった」との声も。
衣装も各キャラクターの性格を反映した華やかさと緻密さが光ります。特にグリンダのドレスはピンクを基調としたデザインで視線を集め、一方のエルファバはシックで力強さを感じさせる黒を基調にしたコーディネートで印象付けられます。
アカデミー賞で衣装デザイン賞・美術賞を受賞したことからも、世界観の作り込みのレベルが非常に高いことがうかがえます。色彩設計や照明、CGを使った魔法演出のバランスも秀逸で、幻想的な映像に引き込まれたという観客の声が数多く寄せられました。
多様性・差別をテーマにした深いストーリー
「ウィキッド ふたりの魔女」は、見た目や生まれによる偏見と、それに立ち向かう個人の姿を描いた作品として、多くの観客の心を動かしています。主人公エルファバは緑色の肌を持って生まれ、幼い頃から父親や周囲から差別を受けて育ちます。肌の色を理由に距離を置かれ、常に「異質な存在」として扱われる中で、正義感と優しさを失わずに生きる姿が印象的です。
また、動物たちの言葉を奪おうとするオズの支配体制は、現実社会におけるマイノリティ抑圧のメタファーとしても読めます。動物教授ディラモンドの排除、言論や存在の否定など、自由や平等が崩れていく様子は、観る者に現実社会の不寛容さを重ねて考えさせる要素になっています。
多様性という言葉が軽く使われがちな時代にあって、この物語は「本当に異なる存在と共に生きるとはどういうことか?」という問いを投げかけてきます。感情移入しやすいキャラクターと明確な社会的テーマが融合し、単なるファンタジーにとどまらない深いメッセージ性を持った作品として、多くのレビューで評価されました。
エルファバとグリンダの関係性の変化がドラマチック
緑色の肌を持ち差別にさらされてきたエルファバと、人気者で自己肯定感の強いグリンダ。正反対の二人がシズ大学でルームメイトとなったところから物語は動き出します。
最初はぶつかり合い、互いに反発しながらも、ある出来事をきっかけに心の距離が縮まっていきます。特に印象的なのが、エルファバがパーティーで奇妙なダンスを始めたシーン。周囲が冷ややかに見つめる中、グリンダがその踊りを真似して笑顔で寄り添うことで、会場の空気が一変し、観客からも感動を呼びました。
友情を育んでいく過程は、軽やかでコミカルな描写と共に描かれつつも、次第に二人の進む道が分かれていく切なさもにじみ出ています。どちらかが「正しい」という描き方ではなく、それぞれが信じる価値観に従って選んだ道であることが丁寧に描写されているのも大きな特徴です。
クライマックスでは、別れを前に交わされる二人のデュエットが涙を誘います。まさに「友情とは何か」「分かり合うとはどういうことか」を問いかけてくるような、ドラマ性に富んだ関係性が本作の感動の核になっています。
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評判が良くない点
ミュージカルパートの長さと冗長さに疲れるという声も
映画全体の上映時間は約160分と長く、楽曲の数も多いため、テンポの緩さや中盤の展開に間延びを感じたという意見が一部で見られました。特に、「The Wizard and I」などの楽曲が一つの感情を繰り返し描く構成になっており、人によっては「話が進まない」と感じる瞬間も。
ミュージカルが苦手な人や、ストーリーをテンポよく追いたい人にとっては、歌が頻繁に挿入されることで流れが断ち切られたように感じられることもあるようです。中には、歌のパートで眠気を感じたという率直な感想もありました。
その一方で、歌のクオリティそのものは高く評価されているため、「どれだけ音楽を楽しめるか」が本作を楽しめるかどうかの分かれ目になるとも言えるでしょう。
後編ありきの構成に不満を持つ人も
鑑賞者の中には、映画の途中で「Part 1」であることに気づき驚いたという声も少なくありません。作品の序盤では「ウィキッド パート1」との表記があるものの、事前に続編があると知らずに観に行った人からは「これで終わりなの?」という戸惑いが多く見受けられました。
物語はあくまで前編であり、ストーリーの大部分は続編で描かれる構成です。そのため、クライマックスに達したところで突然幕が下りるような感覚になり、「結末が描かれないまま終わってしまった」という印象を持った人も。
特に原作や舞台版を知らない観客にとっては、構成上の不親切さや消化不良感が残るとの意見も見られ、せめてプロモーション段階で“二部作”をもっと強調してほしかったという指摘がありました。
『ウィキッド ふたりの魔女』 はこんな人におすすめ
社会問題をファンタジーとして捉えたい人
『ウィキッド ふたりの魔女』は、差別や偏見といった現代社会の問題を、魔法と幻想の世界を通して描いている作品です。エルファバという緑の肌を持つ少女が、見た目を理由に周囲から不当に扱われる姿は、ルッキズムや人種差別、障害への偏見を強く想起させます。
また、作中で描かれる“言葉を奪われる動物たち”という設定は、少数派の排除や自由の制限といった構造的な抑圧を象徴しており、支配体制の怖さや同調圧力の問題にも踏み込んでいます。
単なるファンタジーではなく、「なぜエルファバが悪とされるのか」「本当に悪いのは誰か」といった視点で物語を読み解いていくと、多層的なメッセージを受け取ることができます。社会問題を物語に重ねて深く考えたい人には、特に心に響く内容です。
ミュージカル映画が好きな人
数多くの楽曲とダンスシーンが物語の中心にある『ウィキッド ふたりの魔女』は、まさにミュージカル映画が好きな人にぴったりの作品です。映画内では、登場人物たちが感情の高まりに合わせて自然に歌に移行し、心情を豊かに表現していきます。
特に注目されているのは、ブロードウェイでも名高い「Defying Gravity」や「Popular」などの楽曲。これらのナンバーは原作舞台版から引き継がれつつ、映画ならではの演出でスケールアップしており、劇場の臨場感をそのままスクリーンで楽しめるような迫力があります。
また、主演のシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデの歌唱力が楽曲の魅力を最大限に引き出しており、ミュージカルファンにとっては何度も繰り返し聴きたくなる完成度です。
歌と演技がシームレスに融合した演出に魅力を感じる人には、特に楽しめる一本となっています。
アリアナ・グランデやシンシア・エリヴォのファン
アリアナ・グランデがグリンダを、シンシア・エリヴォがエルファバを演じている点は、この映画の大きな魅力の一つです。アリアナはこれまでのポップスターとしてのイメージに加え、キュートで愛される魔女という新たな側面を演じ切っており、彼女のファンにはたまらない内容となっています。可愛らしいしぐさや声のトーン、コメディタッチな場面での存在感は、ライブとはまた違った魅力です。
一方、シンシア・エリヴォはブロードウェイでも高く評価されてきた実力派女優で、感情のこもった歌唱と繊細な演技が光ります。彼女が演じるエルファバは、強さと脆さを併せ持った複雑な人物であり、その内面を見事に表現しています。
二人のファンであれば、それぞれの歌声や表情、演技の細やかさをたっぷり堪能できる構成になっており、彼女たちの競演を観るだけでも価値がある作品といえるでしょう。
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『ウィキッド ふたりの魔女』 作品情報
解説・あらすじ
名作児童文学「オズの魔法使い」に登場する魔女たちの知られざる物語を描き、2003年の初演から20年以上にわたり愛され続ける大ヒットブロードウェイミュージカル「ウィキッド」を映画化した2部作の前編。後に「オズの魔法使い」に登場する「西の悪い魔女」となるエルファバと、「善い魔女」となるグリンダの、始まりの物語を描いたファンタジーミュージカル。
魔法と幻想の国・オズにあるシズ大学の学生として出会ったエルファバとグリンダ。緑色の肌をもち周囲から誤解されてしまうエルファバと、野心的で美しく人気者のグリンダは、寄宿舎で偶然ルームメイトになる。見た目も性格もまったく異なる2人は、最初こそ激しく衝突するが、次第に友情を深め、かけがえのない存在になっていく。しかしこの出会いが、やがてオズの国の運命を大きく変えることになる。
エルファバ役はエミー賞、グラミー賞、トニー賞でそれぞれ受賞歴を持つ実力派のシンシア・エリボ、グリンダ役はグラミー賞常連アーティストのアリアナ・グランデがそれぞれ演じた。そのほか、シズ大学の学長マダム・モリブル役に「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のミシェル・ヨー、伝説のオズの魔法使い役に「ジュラシック・パーク」シリーズのジェフ・ゴールドブラム。監督は「イン・ザ・ハイツ」「クレイジー・リッチ!」のジョン・M・チュウ。第97回アカデミー賞では作品賞のほか、シンシア・エリボの主演女優賞、アリアナ・グランデの助演女優賞など合計10部門にノミネートされ、美術賞と衣装デザイン賞の2部門で受賞した。2024年製作/161分/G/アメリカ
原題または英題:Wicked
配給:東宝東和
劇場公開日:2025年3月7日
みどころ
まず注目したいのが、音楽・演技・映像が一体となった壮大なスケールの演出です。ブロードウェイで長年愛されてきた舞台版をベースにしながら、映画ならではのカメラワークや特殊効果が加わり、舞台では見られない視点や迫力が生まれています。
主演の二人によるパフォーマンスの化学反応も大きな見どころ。互いにまったく異なる価値観を持つエルファバとグリンダが、対立と理解を繰り返しながら友情を深めていく過程は、観る者の感情を大きく揺さぶります。中盤にあるデュエット「For Good」は、特に印象的な名シーンとして多くの観客の記憶に残るでしょう。
また、衣装やセット、美術面の作り込みも高い評価を得ており、エメラルド・シティの煌びやかな光景や、魔法が飛び交う演出など、画面全体が華やかで見応えがあります。魔法と現実が交差する世界観を、視覚と聴覚の両方から堪能できるのは映画ならではの魅力です。
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まとめ
『ウィキッド ふたりの魔女』は、映像美と音楽、そして社会的メッセージを融合させた、見応えのあるファンタジー映画です。シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデという実力派キャストが、圧倒的なパフォーマンスで魅せるだけでなく、差別や友情、価値観の違いといった普遍的なテーマにも深く切り込んでいます。
一方で、長尺な構成や二部作である点に対しては賛否が分かれていますが、それを踏まえても魅力が勝ると感じた観客が多いのも事実。特にミュージカルファンや、心に響く物語を求める人には強くおすすめできる一作です。
2025年公開予定の後編にも期待が高まる中、前編となる今作は“エルファバとグリンダがなぜ対立する魔女となったのか”を描く重要な前日譚として、多くの観客に深い印象を残しました。






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